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鳥を記す

はじめまして。さいたま市とその周辺で、野鳥を中心とした自然観察を楽しんでいます。おもに鳥についてのブログになると思いますが、鳥の写真はありません。風景と植物だけです。

鳥枯れの季節

 見沼田んぼの東西2ヶ所で、毎月1回ラインセンサスをしている。依頼された調査ではない。自主的な、というより、趣味の調査である。やらなくても何のペナルティもない。しかし、やらないと落ち着かない。やらないでは、いられない。調査では約2kmの距離を1時間ほどかけて、観察しながら歩く。望遠鏡は使わないから、荷は大して重くない。それでもやはり、夏はつらい。体力的に多少つらくても、鳥が出てくれればそれなりに楽しいし、つらさが労われる。ところがこの季節は、その鳥さえも少ない。しかし、やらないと落ち着かない。

 

 本日は見沼田んぼの東部、見沼区染谷、加田屋の調査。スタート地点の雑木林はシジュウカラメジロ、春にはキビタキ、秋から冬にはホオジロ類が現れる。このコースの、一つのポイントである。しかし聞こえてくるのはセミの声だけ。しばらくして、ようやくカワラヒワが1羽。ホオジロ1羽、メジロ4羽。常連のシジュウカラは現れない。小さな湿地の周辺にムクドリが数羽、と思ったら100羽近い大群だった。もしかしたら、と双眼鏡を走らせたが、100%ムクドリ。コムクドリなし。

 加田屋川沿いの農耕地に出る。カルガモダイサギアオサギが1羽ずつ。またもムクドリの群れ。先ほどの群れほどは多くないが30~40羽はいる。これもムクドリ率100%。加田屋川をのぞくと、カルガモ9羽。家族群と思われるが、どれが親だか、もうわからない。先月まではちらほらと姿を見せていたヒバリは、全く現れない。ホオジロは、あちこちでさえずっている。突然、足元の草の茂みから、大きな羽音と共に飛びだした2羽。キジの雌だった。尾の長さが全然違う。1羽は雌親でもう1羽は若鳥かもしれない。この季節にキジに会うのは珍しい。

 

 本日の結果。観察種数13種、総個体数327羽。300羽超は意外だったが、ほとんどがムクドリの大群である。これを差し引いたら、かなりさみしい数字になる。やはり鳥枯れの季節。しかし、ムクドリの大群に出会うたびに、コムクドリがいないかとワクワク探しまわったり、想定外のキジが飛びだしたり。何だかんだで、けっこう楽しんでいる。やらないと落ち着かない、やらないではいられないのは、無意識のうちに「もしかしたら面白いことがあるかもしれない」と期待しているからかもしれない。

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