電柱にコゲラ
朝、ゴミ集積所からの帰り、「ギィ」とひと鳴きしてコゲラが1羽、頭上を通り過ぎました。先日、近所の奥様が「うちの庭に初めてコゲラが来たのよ!」と喜んでいたけれど、今日は誰の庭に行くのかな?と見ていたら…ピタッと貼りつくように電柱にとまりました。そんな所に貼りついて、どうするつもり? すると、ス・ス・スと上方へ移動し、軽く電柱をつついて、一瞬フリーズ。さすがに、ちょっと変だなと思ったのでしょう。しかし飛び立つことなく、さらに上へ。まだ、この“木”に執着するつもりらしい。またフリーズ。さらに上へ。またフリーズ。その時、別の場所で「ギィ」。おそらく仲間が「バーカ」とか言ったのでしょう。そのひと声で未練がふっ切れたらしく、声のする方へ飛び去って行きました。
コゲラに限らず、鳥は時々、意味不明な行動をしますね。訳も分からずにいろいろやってみて、彼らなりに発見をすることがあるのでしょう。それが、よい結果に結びつくことだと、彼らなりのコミュニケーションでだんだん広がってゆき、新しい習性になることがあるのかな? 最初に1匹の子ザルが食べ物を洗い始めたのが広がり、群れ全体の習性になった、という話を聞いたことがありますが、鳥でもそういうことがあっても不思議ではないな、と思います。