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鳥を記す

はじめまして。さいたま市とその周辺で、野鳥を中心とした自然観察を楽しんでいます。おもに鳥についてのブログになると思いますが、鳥の写真はありません。風景と植物だけです。

レンジャクの舞

3月16日(月)

 さいたま市桜区の公園にレンジャクが来ています。ヒレンジャクだけでなくキレンジャクもけっこういるよ、と聞き、出かけました。

  公園の駐車場で辺りを見回すと、先を行く同業者が。その後をついてゆくこと数分。小さな池の周りにいました、いました。鳥ではなく、カメラマンが。しかしシャッター音もしないし、皆さんリラックスしておしゃべりを楽しんでいる様子。鳥はいないのかな?と双眼鏡で見回すと、実だけを残したハンノキの上方に小太りの小鳥が1羽。いるじゃないですか!ヒレンジャクが!!…つまり、ヒレンジャクはもう飽きるほど撮れて一休み、または黄色待ち、という状態だったようです。

  赤いのを何羽か見ているうちに、黄色も出てきました。池を囲むハンノキの枝から飛び立ち、ひらりひらりと身を翻して、まるで空中を舞うように飛び、別の枝へ。この行動を盛んに繰り返しています。ヒヨドリも同じことをしています。フライキャッチ(空中を飛んでいる小さな虫を取る)をしているようですが、ヒタキ類のフライキャッチに比べると、ゆったりと優雅。翼や尾をいっぱいに広げたその姿は、羽衣をまとった天女、あるいはクリオネ。そんなものを連想させます。

   レンジャク類がフライキャッチをするのを始めて見たのは2007年3月、当時住んでいた神奈川県の相模川中流部で。ヤナギの新芽をつついたかと思うと、ひらりと舞い上がり翻って枝にとまる。これはどう見てもフライキャッチだと思って鳥仲間に話したら、信じてくれない人がいました。曰く「レンジャクは植物食でしょ。虫食べるなんて、ありえない」。しかし、その後、『BINOS 日本野鳥の会神奈川支部研究年報』第16号(2009年)に「相模川中流域で観察されたヒレンジャクのフライ&キャッチ行動」(金子精一、金子光江)というレポートが掲載され、私の見間違いでなかったことが証明されました。

 ところで、この公園では以前、レンジャクはヤドリギに集まっていました。昨年は、ヤドリギのあるポイントではほとんどレンジャクの姿が見られず、別の場所のキヅタに集まっていました。そして今年は虫(ジャノヒゲの実も食べているそうですが、私は見られませんでした)。要するに、その時・その場所によって、いろんな植物を食べたり虫を食べたり。「レンジャクは植物食」「レンジャクはヤドリギ」と決めつけられないですね。ちなみに今回見たヒレンジャクは、例のネト~とつながって垂れ下がるタイプではなく、普通の“う○こ”をしていました。ヤドリギを食べていないから?

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