鳥を記す

はじめまして。さいたま市とその周辺で、野鳥を中心とした自然観察を楽しんでいます。おもに鳥についてのブログになると思いますが、鳥の写真はありません。風景と植物だけです。

本日は加田屋川

3月12日(木)

 今回は「見沼田んぼ」の東部、加田屋川周辺の調査です。コースは「思い出の里」(さいたま市営霊園)正面入り口付近から、遊歩道をたどって農耕地へ→加田屋川右岸→左岸→山下橋を渡って右岸に戻り、県道214号線まで。8時55分から10時10分までに24種、224羽をカウントしました。

 さえずっていた鳥はシジュウカラメジロホオジロ、ヒバリ。メジロのさえずりは今季初確認ですが、まだ、舌がよく回っていない感じでした。ヒバリのさえずりは4カ所で、昨年とほぼ同じ場所で鳴いていました。毎年同じ鳥なのかどうかはわかりませんが、縄張りになる範囲はだいたい同じようです。 

 昨日の芝川コースでは、出会ったムクドリのほとんどがペアで行動していましたが、こちらでは10羽前後が畑などで群れている姿が目立ちました。芝川コースとこちらの違いは、芝川の方が、宅地化が進んでいることです。相手が決まったムクドリは巣の準備を始めるために、家が立て込んでいる地域に移動するのでしょうか? それでも、群れの中になんとなくペアっぽいのがいるなこともありました・・・例えてみれば、サークルとか職場の仲間でスキーに行きますよね。グループ行動なんだけど、その中の特定の二人が、食事の時とかリフト乗る時とか、なんとなく、いつも一緒…ということ、ありますよね。そんな感じでした。

 芝川と違う点がもうひとつ。加田屋川は橋の工事をしているうえに、川岸の草がほとんど刈られています。そのため確認できた水鳥はダイサギが2羽だけ。草むらで食べ物を探す小鳥類もいません。芝川ではカルガモハシビロガモコガモ、バン、オオバン、草むらにはシジュウカラコゲラホオジロアオジオオジュリンと賑やかだったのと対照的に、「閑古鳥」状態でした。

  嬉しかったのはノスリに出会えたこと。それも、あるべき場所にちゃんと「ノスリマーク」を出してくれている“よい子”だったこと。カラス2羽のモビングをものともせず、青空を悠々と旋回していました。